これまでもBCP(事業継続)についてご紹介をしてまいりましたが、今回は防災訓練、対応マニュアルの作成といったソフト面ではなく、ハード面での対策をご紹介いたします。
一昨年、新築された東京拠点では、BCPの観点から設備を導入しています。
当社の業務において、非常時に最も懸念される事は電力供給の停止です。
照明や端末の稼働、通信手段の確保など業務活動の大半に電力が必要となり、電力ストップ=業務停止といっても過言ではありません。
そこで新築時に非常時の電力確保を考え、設備導入を実施しました。
まずは電力供給源として10kwの太陽光パネルと蓄電池を設置。
日中、発電された電力は事務所の照明やコンセントに供給されていますが非常事態が発生し、停電となった場合は、蓄電池+太陽光の双方から非常用回路への給電を行い、業務継続に必要な電力を確保します。
太陽光発電だけではフォローできない夜間、悪天候時には蓄電池からの供給を行うことでより対応を強化しています。
そして水害(浸水)による停電に対する対策として、近隣を流れる荒川が氾濫を起こした際に想定される浸水レベル(2~5m)よりも高いフロアに事務所、電気設備を配置する事で、浸水被害を最小限に抑える事と関係者の安全確保への配慮も行われています。
東京の皆さん、階段のぼるの大変なんて文句いってはいけませんよ。
様々な状況を想定し、万が一の事態でも、被害を最小限に抑える。
その為のBCP活動をこれからも継続してまいります。