あたり前の景色
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
昨年はインバウンドにおいて過去最高の訪日外客数を記録しました。その数は3,500万人を優に超えて対前年比では約150%UPです。
コロナ前の2019年比でも110%UPを記録して、そのうち9割が観光目的の訪日客だそうです。観光客は長期滞在しますので、そのため国内の高級ホテル稼働率は高い値を維持しております。それにつられてビジネスホテルの稼働率も82.3%まで上昇。結果、価格高騰が如実に表れる結果となりました。
更に今年は大阪で関西万博、東京で世界陸上など目玉イベントがあるためその価格は更に上昇しそうです。
われわれビジネスマンにとっては頭の痛い話です。
日本が外国人に人気の旅行先になっているのは周知の通りで、美味しい食べ物や日本独特の風景や観光地を楽しんで、ほとんどの訪日客が満足されて帰国の途につくそうです。一昔前の日本の印象と言えば「満員電車」「ストレスを抱えながら働くサラリーマンやOL」「治安の良さ」などがあげられていました。ところが外国人の最近の日本に対するイメージは全然違っています。
訪日後のアンケートで上位に上げられるのは「人々が親切・礼儀正しい」「都市の景観がきれい」「食事がおいしい」の3つだそうです。
外国人の日本に対する好感度は非常に高いことがわかります。あわせて、外国人は日本の若者ファッションの自由度に驚き、毎年必ず訪れる春夏秋冬を羨ましく思い、田舎の田んぼの風景などに心を奪われ『日本は自由で美しい国』であることに感動します。実際に住んでいる我々はそう言われなければ思いもしなかったでしょう。このあたり前の生活こそ私たちの貴重な体験であり、日本に生まれたこと自体が奇跡です。私はこんな日本が大好きです。
企業に勤めることにおいても、自らの処遇や働き方は至極当たり前の事と実感しているはずです。
でも一歩外から見れば、それがあたり前でないのだとすぐにわかるはずです。それがプラスと感じるのかマイナスと感じるのかは人それぞれだと思いますが・・・。当社社員が日本電商で働くことが周りから見てプラスに感じてもらえるようなそんな企業でありたいものです。もちろん社員はこれが当たり前だと思うでしょう。でもこれこそが共に働くことができる誇りであり、共に出会えた奇跡でもあるということを僅かでも認識してもらえれば幸いです。
今年もこのあたり前の大切さを感じることのできる良い1年でありますように。