カタツムリ

ありふれたある日の朝食時のふとした会話です。
今朝はパン食なのでみそ汁の話ではないことを先に報告しておきます。

長男が何気なく発した言葉に衝撃を受けました。
その内容とは「カタツムリを捕まえてみたい」である。
カタツムリなんて別段珍しいものではないのにおかしな話をするものだと、最初は流していました。
その後、よくよく話を聞いてみるとカタツムリを図鑑でしか見たことが無いらしい。
私が小さい頃はどこにでもいたあの“カタツムリ”である。今はそういう時代なのだと改めて考えさせられました。

調べてみると全国的にカタツムリの生育する環境が減少しているため、その数が激減しているそうです。酸性雨や気温の上昇なども一因に挙げられます。
結局、我々人間の環境破壊がカタツムリ減少の一番の要因なのですね。カタツムリさんごめんなさい。

私の小学生時代は冬になると凍った水たまりの上を滑って遊んだり、春には土筆を摘んだり、カラスノエンドウで笛を吹いたりしていました。夏は友達と笹舟を作って小川ではやさを競いあったり、秋は稲刈りを終えた田んぼで野球が当たり前にできていた時代です。それを思うと少し寂しくなりますね。良き昭和の時代とでも言いましょうか。

これらの事例を当社の事業方針でもある「SDGs」に当てはめると「13、気候変動に具体的な対策を」「15、陸の豊かさを守ろう」が該当する項目でしょうか。一人一人ではなかなか活動の成果を確認することは難しいですが、まずは何らかの取り組みを始めることが大事です。節電や植樹などがその代表格でしょうか。

さて、そんな息子も今年からいよいよ小学生です。私も会社を休んで入学式に参加です。新型コロナウイルス予防策の一環として入学式会場に入れる保護者は1名のみでしたが、会場前で記念写真を家族全員で撮ることが出来ました。いい思い出作りです。
よし、息子よ。梅雨になったら一緒にカタツムリを探しに行こうか!