私の趣味の一つがスポーツ観戦です。
プロ野球はその最たるものですが、アメリカンフットボールも大好きなスポーツの一つです。
毎年恒例のライスボールは1月3日に東京ドームで開催され、日本一のチームを決めるファイナル戦としても人気です。

2021年までのライスボールは社会人と学生のチャンピオンチームが対戦しておりましたが、昨年以降は社会人チーム同士の対戦に変更となりました。そこから2年連続で富士通フロンティアーズとパナソニックインパルスの優勝決定戦となり2022年は富士通フロンティアーズが優勝を遂げております。

今正月も格付けチェックや箱根駅伝往路7区でフリーザ集団を探すなど、毎度お決まりの番組を楽しみつつライスボールも観戦。
残念ながら応援するパナソニックは今年も惜敗となりました。
序盤こそ優位な試合展開をすすめていましたが、あるプレーをきっかけに流れが止まってしまいました。

パナソニック1点ビハインドの第3Qオフェンス時、ゴールまで23ヤードでのパスインターセプトです。
私はランプレーを選択して、最悪フィールドゴールで3点を奪って逆転するというオーソドックスな作戦を予想。
しかしパナソニックが選択したのはパスを出すという作戦です。一気に逆転して突き放そうとしたのでしょう。

結果、相手にパスを奪われ攻守交替という最悪な結末に・・・。
後日、関係者にそのプレーについて聞いたところ、実はそのパスプレーは別の選手へ短いパスをつなげる作戦だったとのことです。
しかし一気にタッチダウンを狙おうとした結果、別の遠い選手へパスを試みたのです。簡単に言うと「欲」がでたのです。

私はこの「欲」というのは人が成長するのに必要不可欠な心理だと考えております。ですので、このプレーを否定するわけではありません。

一方、現状維持で十分とか出世欲や物欲が無いなど、「欲」を否定する考え方が最近の若者に多いとも言われております。
いわゆる「さとり世代」で、1996年から2005年生まれの人々の事を指すそうです。

その特徴は
① 『非ブランド志向』 コスパ重視でインターネットの口コミで物事の良し悪しを判断、一方で、自らの趣味には出費を惜しまない
② 『現実主義』 大きな夢や目標を持たない 特に精神論は大嫌い
③ 『デジタルネイティブ』 メールやSNSなどによる広く浅くの交友関係を持つ一方で、リアルな人間関係の構築が苦手
④ 『プライベート重視』 残業やアフター5の付き合いが嫌い
⑤ 『インドア派』 休日は専ら家でゲームやインターネット、スマホでショッピングや映画鑑賞

さて、皆さんはいくつ当てはまりましたか?
自分自身の世界に留まり一人で過ごすことは楽だと思います。しかし相手の領域に一歩踏み入れる勇気があれば驚くほど世界が広がります。

ただし、「欲」を求めすぎるのもいささか問題です。「欲」の塊が鬼になるとも言われております。特に赤鬼は欲望の象徴だそうです。今年の節分はそのあたりも思いだしながら豆まきをされるのも一考かと。そういえば鬼滅の刃の映画上映も2月3日からですね。関係者の粋な計らいが垣間見えます。

「さとり世代」の皆さん。コロナウィルス感染症も終息間近です。一人の世界に閉じこもらず、こっからはド派手に行きましょう!