賃上げ

2025年、企業経営者として最も注目すべきテーマの一つが「賃上げ」です。特に新卒採用の拡充に向けて初任給の引き上げがクローズアップされております。当社としても物価上昇や人手不足が続く中、従業員の生活を守り、企業の持続的成長を実現するためには、賃上げへの対応が不可欠となってきました。

厚生労働省の調査によると、2025年度の春季労使交渉では、平均賃上げ率が5.42%と、前年を上回る水準で進んでいます。

一方で賃上げとは別に、賞与の「支給額」や「支給回数」の見直しを実施する企業も増えてきました。所謂、毎月の給与支給額の見せ方を良くする工夫です。賞与支給額を減らす代わりに毎月の給与を増やすことで給与支給額を大きく見せるのです。他企業との給与水準が高いことをアピールして差別化をはかる手法ですね。とどのつまり年間総支給額は同じなのですが・・・。また、単純に給与を引き上げるだけでなく、社員間の公平性やモチベーションを考慮した制度全体の整備も必要です。これにより、従業員の満足度を高め、組織全体のパフォーマンス向上につながります 。

さて、当社では、社員の生活を支え、企業の持続的成長を実現するために、賃上げを含む人事制度や管理職への若手登用などの見直しを進めてきました。具体的には、業績評価に基づく役職階級別賃上げや、新たな目標チャレンジシートの設定、部下が上司を評価する360度評価などがあげられます。自ら課してきた仕事の課題や目標に対して、積み重ねた成果やプロセスなどに正当な評価を与えることは経営者としてマストです。

結果、当社は業界トップクラスの業績を積み重ねてきました。その成果として、賃上げの実施は当たり前のことだと考えており、もちろん今年度も賃上げを予定しております。全社員平均7%程度を想定しており、大卒初任給は28万円を超えてくるでしょう。

この情報は社員にはまだ公表しておりませんので、ブログを見られたパートナーは楽しみにしておいてください(笑)

賃上げは、企業にとってコスト増加の要因となる一方で、従業員の満足度向上や人材確保、企業イメージの向上など、多くのメリットをもたらします。当社では、これらのメリットを最大限に活かし、更に持続的な成長を目指してまいります。

今後も、社員と共に歩む企業として、賃上げを含む人事制度の整備に取り組んでまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。