商品塾・富士電線工業株式会社
こんにちは。2019年度 第50期新入社員の、Y.S、R.I、E.T、N.K です。
6月11日に私たちは、大阪府の柏原市にある富士電線工業株式会社で、第二回目の商品研修会を受けました。
JR柏原駅から徒歩10分のところに本社があります。営業マンの方に送迎して頂きました。
この日は暑い日でしたが、とても爽やかな笑顔で私たちを迎えて頂き、ありがとうございました。
「富士電線工業株式会社」という社名の由来は、日本一といえば富士山、わが社も日本一になりたい、富士山のように高みを目指したい、という思いが込められているそうです。
私たちが本社に付くと、社屋入り口のドアや窓が一面ガラス張りになっており、私たちの車が建物の前に止まった瞬間に、従業員の方皆様が手を止め、ぞくぞくと起立し、私たちが中に入ると皆様大きな声で「いらっしゃいませ!」と挨拶をして迎え入れてくれました。その時にとても気持ちがよくなりました。
これは、富士電線工業株式会社が古くから大切にしているお出迎えの仕方だそうで、今もなお受け継がれています。
商品研修では、まず最初に富士電線の会社説明と、電線業界の説明を受けました。
メーカーの方から電線のイメージは?と聞かれ、私たちは街中の至る所にある、電柱についているものと答えました。
もちろん、それも電線の仲間です。しかし、電線にはもっと多くの種類があることを学びました。
少し電線の種類を紹介すると富士電線では主力商品として製造されている、VVFケーブル。
これは、住宅の屋内配線やエアコン用の配線として使われます。
工場や工事現場などに使用する移動用電気機器の配線に使用するVCTケーブル。
環境に配慮したエコケーブルなど、まだまだ多くの種類の電線があります。
電線は使用する用途によって種類が変わり、使われる材質も違ってきます。
最後に簡単な小テストがありました。配布された資料を見て解く問題が多かったので、知識のない私たちでもなんとか解くことが出来ました。
館内と工場見学もさせていただきました!工場では全自動で電線が作られています。
工場の中でも社員の方々が帽子を脱ぎ大きな挨拶をしてくださったことが印象に残っています。
電線を作るには元となる導体を引き延ばし、導体に絶縁体とシースを被覆することで完成します。
使われる絶縁体とシースには同じ塩化ビニルが使われていることに驚きました。
100トンものコンパウンドというものも生産しています。コンパウンドとは、銅線の周りを被覆しているもとになるものです。
コンパウンドの材料は、
・炭酸カルシウム
・レジン(樹脂)
・可塑剤
からできており、これらをブレンドし、パウダー状にした後、練ることによってコンパウンドが完成します。
ここからさらにシリンダーで練ってドロドロに溶かした後、ダイスで押し出されて形成し完成します。
(※ダイスとは、押し出し機の先に設置するもののことで、先端に小さな穴があいており、溶かされたコンパウンドがこの穴を通ることによって押し出され形成されます。ダイスの形状によって、丸型や小判型など、様々な形にすることが可能です。)
また、倉庫の中には約20万点もの電線を保管していますが、そのうちの半分、約10万点がVVFだということを教えて頂きました。さすが日本のシェア率平均25%なだけがあり、看板商品というわけですね!!
最後はお土産に、ボールペンやタオル、それからカタログなどをいただきました。自社に持ち帰って勉強に役立たせていこうと思います。
電線は、普段目立たない壁の中などに張り巡らされていますが、生活する上で必要不可欠なのもです。
電線がなければ当たり前に使っている家電製品も使うことができず、夜になれば電気もつかない生活になってしまいます。
富士電線の方々が、製品の安全性を高めるために徹底追及した品質設計を行っており、そのおかげで私たちが安全に生活が出来ているということを学ぶことができました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回のブログもお楽しみに!!