常識の壁

新年明けましておめでとうございます。
コロナ禍ということで、自粛ムード最中での少し違和感のある年末・年始を迎えられたのではないでしょうか。

前回の私の視点「みそ汁戦争」の反響が大きく、多くの方々からご意見を頂くことが出来ました。結果として、「みそ汁は音を出して啜る」とのご意見が圧倒的だったことをお伝え致します。

さて、私が社長に就任してから約9か月が経過しました。
毎年恒例の社長支持アンケートの結果が先日出ましたのでここでご報告致します。

積極的な支持が76.4%、消極的支持が21.4%、あまり支持できないが2.2%でした。
積極的・消極的支持の合計では97.8%となり、想定以上の支持率の高さで、私自身が驚いております。半面、不支持のパートナーもいますので頂いたアンケートを参考に今後の経営に生かして参ります。

特に取り組むべき行動や新規事業については、多くのパートナーから提言を頂きました。非常に参考になる意見や私の今後のビジョンにマッチングした内容もあります。日本電商をさらに良い会社にするため、実現可能な方法を模索したいと考えます。

また、100件を超える応援メッセージもある一方でパートナー自身が抱えている悩みや相談なども頂きました。日本電商の良き伝統を守りつつ、改革できることはゼロベースで考える。口で言うのは簡単ですが、非常に難しい行動です。向かい風の中ではありますが、日本電商という船は大きく前進したと実感できる社員は多数いると思います。
しかしこの「日本電商丸」は港から出発したばかりです。更にスピードを増し、強靭な船体になるようパートナー全員で育てて参りましょう。

そのためには皆さんの知恵が欠かせません。知恵を絞ることで、今までが当たり前の「常識の壁」を壊すことがスタートです。

ここでその事例をいくつか紹介しましょう。
その1例目がマクドナルドのごはんバーガーです。この構想は2016年から始まり、
①夜の時間帯の集客・販売強化をはかる。
②和テイストを好む30代~40台をターゲットに絞る。

この2点に注力した結果、夜はパンではなくご飯が食べたい層が多く需要があるとの判断が起点となり販売に至ったそうです。結果は周知の通りごはんバーガーは大ヒット商品となりました。

2例目はコンビニの本棚で付録として洋服を販売する手法です。
少し前から書店で雑貨屋や小物を付録として販売していました。付録をメインとする手法はお菓子ではよくありましたよね。その手法を用いたのですが、さすがに洋服は見たことがありませんでした。これもかなりのスピードで販売されているとのことです。

他には、新幹線以上の価格設定をした個室型長距離バスや高級食パンなども挙げられますね。ぜひ皆さんも「常識の壁」を打ち破って、新しい視点で物事を考究してみて下さい。

最後に、2021年は人類が新型コロナウイルスを克服して、皆様にとって素晴らしい年になることを祈願しております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。