事件は会議室で起きている

皆さんは『おみやげ算』なるものをご存じでしょうか?
十の位が同じ2ケタの数同士を掛け合う場合の暗算の方法です。
まずはこの問題を暗算で解いてみて下さい。

【問1】 17×13=? 

3秒で解けた人はインド式計算法をマスターしているか、『おみやげ算』を理解している人でしょう。

では、解き方を説明します。
まず右の13の一の位の”3”を『おみやげ』として左の17に渡します。
すると「(17+3)×(13-3)」⇒「20×10=200」となります。
そして残りの一の位を掛け合わした分を足すと「200+7×3=221」

答えは221となります。どうです。簡単ですよね。

私が小学生の頃はこのような計算方法は習いませんでした。時代は常に進化していると改めて感じました。
特に我々昭和世代は自らの成功体験と価値観に縛られがちです。新しいことを受け入れる許容性を持つことが必要です。
算数も仕事も考え方の本質は同じです。これからの主役は若者です。もっと今どきの若者を見習いましょう。

TV番組や政治の世界は人口の多い団塊世代やジュニア世代に未だスポットを当て続けています。
その結果、今がどうなっているかは皆さんご存じの通りです。
常に進化を求める若者やその考えに賛同できる人へ資源を投入することが成長するための絶対条件だと私は考えております。

話は変わりますが、映画・踊る大捜査線で有名なセリフ「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きてるんだ!」は皆さんご存じですよね。
この言葉に共感を持つ世代は正に昭和生まれの典型的な例です。
でもよく考えてください。問題の本質はこの【会議室での意思決定プロセス】そのものではないのでしょうか?
言い換えると事件は会議室で起きているのです。物事の本質を見ようとしない密室での意思決定自体が事件そのものなのですね。

幸い当社はパートナーシャフト経営を基本とした開かれた組織であると自負しております。周知経営に近い考え方です。若者と同じように常に新しい発想、新しい知識、新しい行動を意識することによって、全員で成長して参りましょう。

最後に小学校4年生の発展問題です。解ける人はいますか?

【問2】 循環小数0.212121・・・を分数に置き換えよ

さぁ、みんなで考えてください。頭の中身を進化させましょう!