スマートコンタクトレンズ

ある日、何気なくテレビを見ていたときに、ある商品の開発が特集されていました。
その商品とはスマートコンタクトレンズです。コンタクトレンズに砂粒ほどのディスプレイを埋め込み、様々な情報を網膜に映し出す画期的な製品とのこと。スマートフォンと連携することで、例えば目の前の空間に自動で道案内を示す表示を出したり、料理のレシピや材料を映し出したり、視線の先にあるモノを説明したりなどが可能になります。
手を使うことなく視線のやり取りのみで色々な情報の操作も可能とのこと。

いやはやもはやSFの世界ですね。既に商品の実用化の目途がたっており、試作品での実験を重ねています。5年後には商品化して一般販売できるレベルを目標としているそうです。

この商品が開発できれば電材業界でも様々なメリットが享受できそうな気がします。
実際の現場において、その施工方法や商品情報・価格などが瞬時に網膜に表示されることは容易に想像できます。
消防点検においては、点検作業の内容を瞬時にアウトプットして自動で報告書の作成が可能になるかもしれません。

業務レベルではメールの自動受信や返信作業はもちろんのこと、各種ワークフローの決済業務もハンズフリーで瞬時に行うことも出来そうです。登録した名刺の情報をもとに、面会時には瞬時にその人の名前や役職などのデーターを網膜に映し出すことも可能です。

このように人をワクワクする感動商品の開発が最近少なくなったと感じているのは私だけでしょうか?
日経トレンディの2021年ヒット商品の第1位は「TikTok売れ」で動画コマースサービスでした。第2位は「ウマ娘プリティダービー」でスマホゲーム。第3位は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で映画作品。という感じで、感動商品とは別の次元です。

第15位にやっと「ファインバブルシャワーヘッド」が登場します。モノづくり大国・日本の時代は既に過去の出来事みたいです。是非、電材関係のメーカーさんには我々があっと驚くような商品の開発をお願いしたいものです。

最後に近未来のヒット商品の予測をしてみましょう。
それはずばり「常温核融合」なるものです。簡単に言うと小さな太陽を人工的に作り出すということでしょうか。
石油や天然ガスなどに代わる新たなエネルギーとして期待されております。
既に実用化の目処もたっており、日本が世界に誇れる技術として注目されそうです。期待しましょう!