あげたて

私の好きなTV番組の一つにTBSテレビのがっちりマンデーがあります。
毎週日曜日の朝7時30分から放送。加藤浩次さんと進藤晶子さんがメイン司会を務め、今「儲かっている会社」を紹介する番組です。

説明するまでもなく皆さんもよくご存じだと思います。僅か30分という放送時間に商売の知恵がギュッと詰まっていて、商売をさせて頂く中で大変参考になります。2月14日に放送された番組が非常に面白かったので、今日は内容を簡単に紹介させて頂きます。

その儲かっている会社は「東京唐揚げ専門店 あげたて」なるものです。皆さんはこの会社名はお聴きになったことがありますか?恥ずかしながら私はこの番組で初めて知りました。

「あげたて」自体実店舗は無く、UberEatsによる宅配で唐揚げをお届けするビジネスモデルです。驚くことに「あげたて」はインターネット上でバーチャル店舗のみを運営しており、その代わりに契約販売を結んだ様々な業種の飲食店が唐揚げを作ってお客様に提供します。

儲かる仕組みは、その売上金額の20%程度を「あげたて」が取次手数料として受け取ります。つまり、“集客”=「あげたて」、“製造”=契約店舗、“配達”=UberEatsが請け負うことで、完全分業のシステムを構築しました。

「あげたて」は製造・配達をする必要が無いので、固定費を削減できます。
契約店舗は「あげたて」が作り上げたプラットフォームでの商売が可能となり、初期費用もかかりません。そのノウハウを享受できるだけでなく、契約後すぐに本業の飲食業+αの売上増が見込みます。

唐揚げですので、特別知識や調理スキルも不要。コロナ禍の飲食店が苦しい市況の中で、唐揚げ市場は2018年比41%もUPしており、まさに時代の流れに乗ったビジネスだと言えます。事実「あげたて」には、飲食店からの契約申し込みが殺到しているとのことです。

このビジネスモデルの凄いところは集客者・製造者・配達者・顧客の全員が喜ぶことができるシステムとなっていることではないでしょうか?我々電材業界もこのような、アッと驚くビジネスモデルを発案することで、皆に喜んでもらえるようになりたいものです。どなたか、良いアイデアがあれば是非ご教授下さい。儲かる=顧客の喜び とはまさにこのことですね。

さて、次回のブログでは皆さんが気になっている「2021年プロ野球順位予想」を発表します。お楽しみに!